投稿

3月, 2022の投稿を表示しています

「こうとに暮らす」京都人🌸

イメージ
ユリジュと薔薇 鉄砲百合 京都市街地は既に満開の頃、 大堰川沿い(桂川)嵐山公園の桜は、 まだ蕾です。 嵯峨嵐山に、50年以上もお住いのいけばなの 師匠いわく、渓流により気温が低くなり、 昔から開花は少し遅い…とのこと🌸 そんな蕾膨らむ、開花間近の嵐山公園で 2年ぶりに京都に帰省した姉と、ご飯食べ。 老舗の美味しい会席を戴いた後は、 野々宮の竹林とお土産店を♬ そして驚いた事に、姉は野々宮の竹林を 見たことが無かったのです( ゚Д゚)⁉ 渡月橋には何度も来たらしいのですが…。 地元あるある…ですね。 京都好きの観光客の方が、京都人より 名所やお店に精通されていたりします。 確かに「こうとな暮らし」を送る 京都人には、観光客向けのお店や名所は、 実のところ非日常以外の何物でもないのです。 「こうと」とは、京ことばで地味で上品、 質素な、の意味。 公道(こうと)かつて幕府が定めた法に従い、 慎み深く暮らすべし…の京都人の美徳や矜持を 表していますね。京の着道楽なんて、 特別なハレの日のことですね(^_^;) 春爛漫、桜の生命力溢れるパワーを貰いに、 (人混みの観光名所は避けて…💦) お花見には、出かけたいと思います🌸 野々宮の竹林 京嵐山 錦 嵐山公園 最近の読了本📚

野村美術館【利休茶の湯の確立】🍵🌸

イメージ
玄関横の蹲踞(つくばい) 野村美術館で開催中「利休茶の湯の確立」展へ。 朝一番に駐車場に車を停め、南禅寺三門横の 鹿ヶ谷通りを歩いていくと大寂門が見えてきます。 車一台がようやく通れる幅の大寂門をくぐると 閑静な別荘郡の一画に建つ野村美術館が。。。 玄関横、蹲踞の馬酔木の花が何とも可愛らしく、 鈴蘭の花に似ています😊 今回の展示は、茶の湯の創成期を楽しめる内容に なっていて、とても興味深く見ることが出来ました。 とりわけ、千利休筆「妙一字」御軸、利休大棗、 青磁珠算玉花入、卍形大香合、などが印象的でした。 併設展示の「樂歴代展」もひとつひとつの樂茶碗に 作者由来の表情があり、溜息が出るほど素敵です。 鑑賞後には、お目当ての立礼呈茶席へ。 なんと、贅沢に貸し切り状態でした(^^♪ ここは、お道具もショーケース無しの生で見れます。 黒地に金の蒔絵の「嵯峨棗」がとても美しいです。 そして、主菓子は桜の焼き印の上用饅頭、 お腹も空いていたので、なおさら美味しく😄 赤樂茶碗で点てて戴いたお茶を戴きながら、 「来てよかったぁ~♥」と感じた次第です。 幸せな気持ちで美術館を後にして、桜の蕾の 南禅寺境内を駐車場まで歩きながら、 桜が咲いたら、また来よう…🌸🌸🌸 と独り言ちてました😊 南禅寺三門 大寂門 土佐水木とアイリス 白菊お生花 三才格