投稿

ラベル(茶通箱)が付いた投稿を表示しています

「風花」と旧友に茶を点てる

イメージ
東急ホテル「風花」 ホテルロビーのツリー 東山 大谷祖廟 中学から八年間、学び舎をともにした旧友から 連絡があり、十数年ぶりにランチをすることに。 大阪から出てきてくれた彼女を川端七条まで 車で迎えにいき、予約していた東急ホテルの 「風花」へ向かいました。 ホテルの中庭を眺めながら、近況を語り合う 食事は、一瞬にして学生時代に帰してくれます。 彼女とは中高時代より、東京での学生時代の方が 親しかったように思います。 講義もゼミもそこそこに、遊んでばかりだった私は しっかり者の彼女に随分とお世話になりました。笑 アラ環ゆえのそれぞれ悩みや課題はありますが、 聡明な彼女には、悲観も愚痴もありません。 政治を語り、職場でのスキルを語り、使命を語る、 素敵な歳の重ね方をしていました。 ホテルで食事をした後は教室に案内し、わざわざ 大阪から出てきてくれたお礼に、お茶を点てます。 来年、また会う約束をして別れました。 翌日は、ある会合で講義書物の感想発表を頼まれて おりましたので勉強の上、原稿作成に半日費やします💻 内容は勿論のこと、式次第の都合上、10分の時間枠 に収めなければなりません。 悦に入って長々と話すのは周りに迷惑千万です。 原稿を読み上げながら、ストップウオッチで計り、 何度も推敲💦 最終は、聞き手が飽きないよう、 短めに仕上げました。大切なことです(笑) お教室では、続き薄茶、茶通箱、大円草のお点前。 お正月花の万年青「七五三の伝」のお稽古です。 お点前は、偶然にも全て2種類のお茶を点てる 長いものです。 とりわけ、大円草は一時間以上かかりました💦 そして間髪入れずに茶通箱の方と入れ替わって いただきます。 2つのお点前を教え終わるころには、喉がカラカラに 渇いていました(笑) 社中さんが「新しいお点前をするのは本当に楽しい」 と仰っていらしたので、嬉しいですね。 今週末は、七事式のお稽古も行います。 暮れには、除夜釜も控えています。 そば茶事を予定しております。 蕎麦アレルギーですが...(笑) 私はいただけませんが、粛々と準備をすすめて おります。(^^;)

七事式「一二三之式」と細見美術館🐓

イメージ
  各教室で七事式「一二三之式」の お稽古をいたしました。 客が十種香札を使い、亭主のお点前に 点数をつける修練です。 客の所作はもちろん、茶碗とお道具の拝見も 行います。 そのうえで、一二三盆に香札と小折据を乗せ とりまわし、お点前、お茶の味わいを 総合的に点数を付けていきます。 客の力量が問われるので、判定も真剣です。 各教室、各曜日での「一二三之式」、 楽しくお稽古できました。 「広がる屏風、語る絵巻」開催中の 細見美術館に行って参りました。 蒐集品が多岐に渡る大好きな美術館です。 24点ほどの屏風や絵巻の中、とりわけ ・豊公吉野花見図屏風(重要文化財) ・祇園祭礼図屏風 ・撫子図屏風 この3点の屏風に魅入ってしまいました。 若冲cafeの「若冲デザートセット」は 必ず戴きます(^^;) ケーキが甘すぎず本当に美味しいのです。 三連休は、京丹波、太秦、伏見と連日の お稽古が続きます。 ミュージアムショップで

七事式 茶カブキ之式🍵

イメージ
女郎花と竜胆 鉄砲ユリでお生花 茶カブキ盆と桑小卓 茶カブキ之式 伏見教室 茶カブキ之式 京丹波教室 いけばなレッスン 京丹波教室 茶カブキ之式 太秦教室 茶通箱のお稽古 太秦教室 神戸市立博物館へ 信長公肖像画 鶴屋吉信「秋桜の小径」 俵屋吉富「鞠花の園」 俵屋吉富「観月の宴」 9月、茶カブキ之式のお稽古をしました。 「いにしえにいまにぜっとうをせつだんして はじめてしんをしるべし」無学宗衍の偈頌。 舌先三寸の甘い、辛い、冷たい、熱いなどの 判断を裁ち切ったところに真の味がある。 味覚修練は勿論のこと、上辺に惑わされない 本質を見抜く力を養う修練ですね。 準備は大変でしたが楽しいお稽古になりました。 数名で修練する七事式は、個々のお点前とは 全く違うので、皆さん緊張しながらも真剣で、 また楽しまれたようです(^^♪ 本質を見抜く力について思い浮かぶのは 「知恵においても、正智あり、邪智あり。 知恵ありともその邪智には随うべからず。 貴僧・高僧には依るべからず。。。」 日蓮大聖人の言葉です。 社会的地位や身分だけで、その人の言葉を 判断しても騙されてもいけない。 物事の本質、正邪を見極める知恵を 自身で磨くことが大切である、と。 SNSで情報が溢れる時代だからこそ、 その力は必要不可欠になっていますね。 コンプライアンスやガバナンスがこんなに 叫ばれる今、政治や企業の組織も、 清く健やかさを求められる。 当然ですよね。 すべては、一個の人間の集まりなのですから、 どこまでも人間主義でいかなければいけない。 企業間の利害や癒着からの嫌なニュースが 多い昨今ですが、何事にも本質と正邪を 見極める知恵を日々磨いていきたいですね。