春来草自生(はるきたりなばくさおのずからしょうず)
平安神宮 慶流橋から 瓶花 伏見教室 徒然棚 太秦教室 太秦教室 京丹波教室 京丹波教室 伏見教室 伏見教室 伏見教室 許状申請 虎屋羊羹 ホテルモントレ京都「隨縁亭」 日が経つのは早いもので、もう三月 も終わりです。 日々、いろいろな事がありましても、 時間が解決してくれることは多いです。 それは、事象だけを指すのではなく、 気持ちが変わることも…。 禅語に春来草自生(はるきたりなば くさおのずからしょうず)とあります。 南嶽蘭瓊(なんがくらんさん)和尚の言葉。 「忽念として無事に坐すれば、春来たり なば草自ずから生ず。」 春が訪れると、自然と草花が芽生えて 来る様に、人間の計らいとは関係なしに 全てのものは然るべきようにある。 苦しみも悩みも永遠には、続きません。 春を待つ草花のように、穏やかな 気持ちで時が過ぎるのを待つことも必要…。 また、禅語ではありませんが、鎌倉時代 日蓮大聖人が、法華経の信者、妙一尼と いう女性信者に送ったお手紙の中に、 「法華経を信ずる人は冬の如し、冬は 必ず春となる。」という御文があります。 鎌倉時代は、災害、飢饉によって人々は 不幸に嘆いていました。その中で、夫に 先立たれ、幼い病弱の子達を抱えながら、 健気に法華経の信仰に励む、妙一尼に おくられた激励のお言葉です。 どんなに凍てつくような苦難の冬でも 必ず暖かい春が来る。 しかし、この春を呼ぶ宇宙のリズムに 生命が合致しなければ、ならない。 その素晴らしい「春」の為の充電と 鍛えの冬に、どう深く生きるか…。 いずれの言葉も、強い信仰心を促す言葉 ですが、道理に適っていますよね。 人生の艱難辛苦は、多かれ少なかれ誰に でもあります。 でも、諦めず自身の人生の春を確信して 日々を丁寧に過ごしていけば、必ず春は やってきます。 四月は、それぞれの旅立ちの季節。 お教室では、先ず、旅箪笥を基に優美に 好み替えられた八千代棚のお稽古を致します。 芝点のお点前も春にピッタリです。🌸🌸🌸 サクラドーナツ🌸🍩