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「こうとに暮らす」京都人🌸

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ユリジュと薔薇 鉄砲百合 京都市街地は既に満開の頃、 大堰川沿い(桂川)嵐山公園の桜は、 まだ蕾です。 嵯峨嵐山に、50年以上もお住いのいけばなの 師匠いわく、渓流により気温が低くなり、 昔から開花は少し遅い…とのこと🌸 そんな蕾膨らむ、開花間近の嵐山公園で 2年ぶりに京都に帰省した姉と、ご飯食べ。 老舗の美味しい会席を戴いた後は、 野々宮の竹林とお土産店を♬ そして驚いた事に、姉は野々宮の竹林を 見たことが無かったのです( ゚Д゚)⁉ 渡月橋には何度も来たらしいのですが…。 地元あるある…ですね。 京都好きの観光客の方が、京都人より 名所やお店に精通されていたりします。 確かに「こうとな暮らし」を送る 京都人には、観光客向けのお店や名所は、 実のところ非日常以外の何物でもないのです。 「こうと」とは、京ことばで地味で上品、 質素な、の意味。 公道(こうと)かつて幕府が定めた法に従い、 慎み深く暮らすべし…の京都人の美徳や矜持を 表していますね。京の着道楽なんて、 特別なハレの日のことですね(^_^;) 春爛漫、桜の生命力溢れるパワーを貰いに、 (人混みの観光名所は避けて…💦) お花見には、出かけたいと思います🌸 野々宮の竹林 京嵐山 錦 嵐山公園 最近の読了本📚

野村美術館【利休茶の湯の確立】🍵🌸

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玄関横の蹲踞(つくばい) 野村美術館で開催中「利休茶の湯の確立」展へ。 朝一番に駐車場に車を停め、南禅寺三門横の 鹿ヶ谷通りを歩いていくと大寂門が見えてきます。 車一台がようやく通れる幅の大寂門をくぐると 閑静な別荘郡の一画に建つ野村美術館が。。。 玄関横、蹲踞の馬酔木の花が何とも可愛らしく、 鈴蘭の花に似ています😊 今回の展示は、茶の湯の創成期を楽しめる内容に なっていて、とても興味深く見ることが出来ました。 とりわけ、千利休筆「妙一字」御軸、利休大棗、 青磁珠算玉花入、卍形大香合、などが印象的でした。 併設展示の「樂歴代展」もひとつひとつの樂茶碗に 作者由来の表情があり、溜息が出るほど素敵です。 鑑賞後には、お目当ての立礼呈茶席へ。 なんと、贅沢に貸し切り状態でした(^^♪ ここは、お道具もショーケース無しの生で見れます。 黒地に金の蒔絵の「嵯峨棗」がとても美しいです。 そして、主菓子は桜の焼き印の上用饅頭、 お腹も空いていたので、なおさら美味しく😄 赤樂茶碗で点てて戴いたお茶を戴きながら、 「来てよかったぁ~♥」と感じた次第です。 幸せな気持ちで美術館を後にして、桜の蕾の 南禅寺境内を駐車場まで歩きながら、 桜が咲いたら、また来よう…🌸🌸🌸 と独り言ちてました😊 南禅寺三門 大寂門 土佐水木とアイリス 白菊お生花 三才格

雛人形と水盤の桜🎎🌸

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座り雛 立ち雛 各お教室にお雛様を飾っています。 太秦教室には、座り雛。 伏見教室には、立ち雛。 この立ち雛は、母の雛人形で祖母が買い求めたもの。 体型も日本人らしく、お顔もふくよかで優しい。 座り雛は、私のもの。 全体的にシュッとしていて、スマートです。 お雛様にも、時代の変遷を感じますね。 幼い頃、私は買って貰えなかった、 リカちゃん人形も、今は随分と顔が小さくなり、 八頭身?九頭身になっているとか…(笑) おこずかいを貯めて、リカちゃんのお友達? 「蝶々ちゃん」をスーパーのオープニングセールで 買った記憶があります。 今思うと、ちゃんとした公式キャラクター だったのかさえ怪しい。。。(^_^;) 先日、いけた嵐峡の景の桜🌸 暖かいお部屋で咲きました。 お稽古にみえた生徒さん達と、少し早い お花見です(^^♪ 本当の春までもう少しですね。。。

嵐峡の景と徒然棚🌸

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信楽焼丸壺で 嵐峡の景 嵐峡の景(嵐山の桜の景色)をいけました。 嵯峨御流では、特に水の景観が美しい三名所、 大沢の池の秋菊、高雄の紅葉、嵐山の桜を 「三勝の景」として、水盤にいけ表します。 箱庭みたいですね(*^^)v まだまだ蕾の硬い桜ですが、春の訪れを 少し感じました🌸🌸🌸 お茶の師匠宅でのお稽古は… 懐石の戴き方と、茶事のお席入り、 徒然棚の薄茶点前(総荘り)。 炉のみに用いる無限斎好みの徒然棚は、 上段が袋棚になっていて、何とも趣きが あります。水指は、半出しの扱い。 そして水次は、片口のやきもの。 棚のお稽古は、面白いですね。 多忙を理由に、近ごろ滞っていた読書… 先日の新聞コラムに「隙間時間の 読書の大切さ」が載っていました。 中断して久しい読みかけの本、 ブックマーカーのページを開き 読了まで小一時間、清々しい読後感。 読書は、世界を広げ、自身を俯瞰する 大切な作業…と、サボった事を悔い改める😿 今回も素敵な二冊との出逢いでした♥ スタバ チョコレートフルケーキ❤

猿猴杉と薄茶流し点前🍵🐵

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ラナンキュラスで 猿猴杉 猿猴杉でお生花をいけました。 猿猴とは広島県及び中国・四国地方に 古くから伝わる伝説上の生き物。 モデルは、テナガザルだそうです。 その長い杉の葉の様子がテナガザルの手に 似ていることから「猿猴杉」...🐵🍃 確かに似ていますね。 ネーミングでは、その由来が気になる事が よくあります。 茶道のお稽古でよく使う更好棚。 11代玄々斎が、もともと利休好みの 三重棚の上一段を除去し、虚白斎の御名の時に 「虚白斎好みの二重棚」と称します。 後に禁裏(宮中)への献上の為、もとの桐木地の上に 黒漆掻合せの爪赤に改めた結果… その出来栄えに更に好みの棚になった❣❣(*'▽') だから「更好棚」。 ネーミング、お茶目ですよね。 そして、私のお稽古は、薄茶流し点前。 茶入は、四滴茶入の弦付茶入でした。 弦付茶入は、清め方も、お茶を掬う時も 弦を避けるように扱うのが面白いです。 お教室でも皆さんとお稽古したいですね☺♥ 11代玄々斎好みの更好棚 四滴茶入 弦付き茶入

先斗町と「ドライブ・マイ・カー」

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蜜を避けて、観たかった映画をレイト鑑賞。 コロナ禍前、金曜の夜は、新作のレイトショーを 見に行くのが夫とのルーティーンでした。 その習慣もコロナ禍と多忙で、すっかり途絶え…💦 それでも美術館と映画館は好きなので、 近頃は平日の隙間時間に、お一人様でササッと 蜜を避けて出掛けるように(^_^;) 「ドライブ・マイ・カー」再生ストーリーでした。 辛い事があっても、運命から目を逸らさず、 希望を胸に生きて生きて生き抜いていく… 3時間に及ぶ、静かで長い作品でしたが、 ストーリーも西島君も素敵でした♥ 映画の前の腹ごしらえは、先斗町で。 まだ早い時間で、お一人様という事もあってか、 予約なしで通してくれました。優しい…( ;∀;) いつもお料理が本当に美味しいお店です。 一杯だけ戴いた梨のビネガーの酎ハイ割も 濃厚でとってもフルーティーでした。 また、ゆっくりお邪魔したいです。 今度は、予約して☺ 先斗町 草風土うしのほね 夕暮れ時、鴨川を眺めながら  

岸田劉生展と厄除招福しるこ👹

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岸田劉生と森村・松方コレクション アートショップで 前売りチケットで、京都国立近代美術館開催中の 「岸田劉生と森村・松方コレクション」展へ。 教科書でもお馴染みの「麗子像」の作者ですね。 おかっぱ頭の麗子像は、劉生の愛娘がモデル。 「麗子裸像」に並んで、二人麗子、三人麗子… どれほど溺愛してたのか。。(^_^;) 二十歳で描いた「外套を着たる自画像」は、 精悍で希望に満ち溢れています。 若くして大成した夭逝画家の約50点にも 及ぶ作品に魅了されました✨ お教室用に取り寄せた亀屋良長さんの「厄除招福 しるこ」。ふたつに割ってお湯をかけて... さすがは老舗、想像以上に美味です👹♡ 京都国立近代美術館の窓から 亀屋良長「厄除招福しるこ」👹 節分・立春の如月に 瓶花 石化柳、薔薇、ブルースター 盛花 ガーベラ、フリージア、紫陽花