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一念三千の法理🌎

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荒磯棚で入子点 太秦教室のお稽古風景 先日のお稽古の時に茶杓の銘から、 禅の言葉「一念三千」のお話に。。。 釈迦の万人成仏を説く法華経の教えに 基づき、中国の天台大師が経典の 「摩訶止観五巻」で説いた言葉です。 一念とは、一人ひとりの瞬間瞬間の 生命のこと。 三千とは、諸法、全てのものごと、 あらゆる現象、はたらきのこと。 (生命と世界の全体観を示したもの) この一念に、三千の諸法が具わっており、 一念が三千の諸法に遍く広がることを 説いたのが「一念三千」の法理です。 簡単に言えば、瞬間瞬間の自分の生命に 無限の可能性が秘められており、自身の 一念が変われば、自身を取り巻く環境も 変わり、ついには世界(三千世界)をも 変えていけるという、希望と変革の 原理が「一念三千」の法理ということ。 お道具の拝見をしながら、そんなお話を しておりました。 その日が22歳のお誕生日と話す、料亭 勤務の社中さんに… 「必ず、一流の料理人になる!という強い 一念で修行に励んでください。」と、激励 の塩豆大福をおひとつプレゼント(笑) 一念三千の法理の如く、一人ひとりが、 平和を願う一念を持てば、それは、家庭、 地域、社会、国、世界中に遍く広がり、 紛争も戦争も終わり、世界平和の実現に 繋がる、ということ。 人間の奥底の一念、何を思うか…ですね。 明日、明後日は、京丹波教室と太秦教室 のお稽古が続きます。 不二家ペコちゃんとコラボ ひろみるきー 写真が無かったので今夜のごはん

香付花月之式とミヌエット🐈

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盆点のお稽古 丸卓で入子点 寿棚棚で入子点 風炉「入子点」 炉 長板薄茶点前 オランダ皆具 長板 鶴屋吉信「五月晴れ」 社中さんから 一週間、私事で自宅を留守にしており、 愛猫と離れて過ごしておりました。 ミヌエットの女の子♀3歳です。 長毛で足の短い“シャコタン猫”。 帰宅後、久々の対面に「おしりポンポン」 のおねだりの嵐です🐈💓 要求通りに応えていましたら、腱鞘炎にも なりかねない勢い。まさにエンドレス∞ 性格は、本当に穏やかでイタズラも無し。 大人し過ぎて存在感を消す為、家中を大捜索 することもしばしば👀💦 そして、おそらく一日のいちばん長い時間を 私と過ごしてくれています。 アニマルセラピー、癒しの存在に感謝 ですね🐈✨ 風炉の季に入り、炉からのお道具の入替を 3教室分するにあたり、今季も仕事終わりの 夫に手伝ってもらいました。 かなりの重労働に、お礼はTAKEO KIKUCHIの 黒革の財布です。お高くつきました。( ;∀;) 先日、師匠宅の茶事に行って参りました。 後炭と香付花月之式です。 とりわけ、香付花月之式は、楽しいですね。 香元が香を選び、香を焚き、連客と聞香。 それぞれに硯で墨をすり、聞香した香名を 使い、即興で俳句(歌)を作句する。 奉書をのせた文台を取り回し、磨った墨で、 俳句を奉書にしたためていく。 香元の香盆、重香合、香包、銀葉、銀葉挟み、 香箸、聞香炉の扱い等、一連の流れも丁寧で 雅な感じがして、美しいですね。 お教室でも、今月末の京丹波のお稽古から 花月と併せて、香元のお道具の扱いを お稽古して参ります。 5月は、唐物、盆点、入子点、重茶碗、 グラジオラスのお稽古が、まだまだ続きます。 京丹波教室の班入り甘野老 袋大好き💕 しばらく中に隠れてました スタバでひと息☕  

日本いけばな芸術展🌹

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 大阪高島屋7階で開催中の 「日本いけばな芸術展」へ🌹✨ 午前中、外せない用事があり、午後 からの大阪入りでしたので、本命の 「モネ展」は、とりあえず、その日は断念。 中之島美術館までは行ったものの、長打の列。 後のいけばな展も、翌日の伏見教室の準備も 控えておりましたので、諦めて移動。。。😿 高島屋会場、難波の繁華街は、殆ど馴染みが なく、数年前に会食につれてこられた程度。 独特な騒然とした街並みと、人に酔います。 高島屋店に入り、幾分気分も落ち着きました。 見に来ているのか?お喋りにきているのかも 怪しい?作品前で話し込む、関係者であろう マダム達を搔き分け…💦 嵯峨御流の作品も出品されていたので、 真剣に見て回りました( ;∀;) 夫は、技巧に走りすぎた気味の悪い作品が多い。 と感想を述べていましたが、そこはいろんな 流派の芸術展なので...(笑) とてもお勉強になりました。 心残りは、やはり「モネ展」。 もうすぐ会期終了。行けるかな~(-"-) 行きたい美術展もたくさんあるのですが、 時間を調整して、以前の様に足を運びたい です🚙💨🎫 お教室では、長板のお稽古、オクロレウカ (アイリス)の葉組のお稽古が続きます。 長板 泉釜 長板 オランダ皆具

今年初の推し活✨

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大阪城ホール ホテルニューオータニ大阪 読売テレビ1階 京丹波教室のハナズオウ 京丹波教室の窓から 太秦教室 ライフワーク、元気の源、推し活に 行って来ました。 毎年、この時期から年の暮れまでは、 ファンクラブパーティー(クラパ)、 全国ツアーがスタートし、楽しみ 増し増しです。 今回は、大阪城公園の近く、松下  IMPホールで2日間のクラパへ。 推しとのツーショット撮影会が 一番のお目当てです。(笑) 二枚の着物と帯をスーツケースに入れ、 愛車で名神高速にGO~🚙💨💨💨 宿泊先は、昨年のうちに予約済み、 ホテルニューオータニ大阪。 桜並木が満開の時期、凄い賑わいです。 二日間に渡る、夢の様なクラパは、 私に癒しと幸せを…(´▽`*)💕💕 推しとのツーショット写真を胸に、 上機嫌で帰路につきました🚙 常は、後期高齢の舅や実家の両親のこと、 家の用事、3教室の運営、独立した息子達 のこと…様々な用事は、間断なく続きます。 しかしながら、私自身のメンタルを 健やかに保つには、推し活はとても大切✨ 心に余裕がないと、人にも寛容になれず、 忙しいばかりで疲弊してしまいます。(-"-) 「魔来たり鬼来るとも騒乱する事なかれ」 壁や課題を前にした時の座右の銘です。 魔を「魔」と見破れば、退散して行く。 (やる気を無くさせる働き、誘惑など。) 魔や鬼が襲い掛かろうと、いわれなき讒言、 悪口罵詈、罵詈雑言を言われようと、 歯牙にもかけず、その本質を見破り見極める。 すると「魔」の働きは退散します。 魔に翻弄されず、ただ前を向き自身を磨く。 自身を大切に、貶めないように…。 心穏やかに健やかに豊かに。(*'▽') オンとオフを上手に切り替えながら(笑) お教室では、八千代棚、入子点のお稽古が 続きます。🍵🍵🌸🌸 週末は、京丹波教室と伏見教室です。 八千代棚 冷泉通り 松下IMPホール大阪にて

春来草自生(はるきたりなばくさおのずからしょうず)

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平安神宮 慶流橋から   瓶花 伏見教室 徒然棚 太秦教室 太秦教室 京丹波教室 京丹波教室 伏見教室 伏見教室 伏見教室 許状申請 虎屋羊羹 ホテルモントレ京都「隨縁亭」 日が経つのは早いもので、もう三月 も終わりです。 日々、いろいろな事がありましても、 時間が解決してくれることは多いです。 それは、事象だけを指すのではなく、 気持ちが変わることも…。 禅語に春来草自生(はるきたりなば くさおのずからしょうず)とあります。 南嶽蘭瓊(なんがくらんさん)和尚の言葉。 「忽念として無事に坐すれば、春来たり なば草自ずから生ず。」 春が訪れると、自然と草花が芽生えて 来る様に、人間の計らいとは関係なしに 全てのものは然るべきようにある。 苦しみも悩みも永遠には、続きません。 春を待つ草花のように、穏やかな 気持ちで時が過ぎるのを待つことも必要…。 また、禅語ではありませんが、鎌倉時代 日蓮大聖人が、法華経の信者、妙一尼と いう女性信者に送ったお手紙の中に、 「法華経を信ずる人は冬の如し、冬は 必ず春となる。」という御文があります。 鎌倉時代は、災害、飢饉によって人々は 不幸に嘆いていました。その中で、夫に 先立たれ、幼い病弱の子達を抱えながら、 健気に法華経の信仰に励む、妙一尼に おくられた激励のお言葉です。 どんなに凍てつくような苦難の冬でも 必ず暖かい春が来る。 しかし、この春を呼ぶ宇宙のリズムに 生命が合致しなければ、ならない。 その素晴らしい「春」の為の充電と 鍛えの冬に、どう深く生きるか…。 いずれの言葉も、強い信仰心を促す言葉 ですが、道理に適っていますよね。 人生の艱難辛苦は、多かれ少なかれ誰に でもあります。 でも、諦めず自身の人生の春を確信して 日々を丁寧に過ごしていけば、必ず春は やってきます。 四月は、それぞれの旅立ちの季節。 お教室では、先ず、旅箪笥を基に優美に 好み替えられた八千代棚のお稽古を致します。 芝点のお点前も春にピッタリです。🌸🌸🌸 サクラドーナツ🌸🍩